朝は、とにかく時間がない。でも、何かひとつ、いい習慣を始めたい。
そんな方に、朝1分の口ぐせ習慣をおすすめします。新しい時間は、一秒も作りません。すでにやっている朝の動作に、ひと言まぜるだけです。
山燦(さんさん)と申します。天国言葉を毎日の習慣にする仲間の集まり「ゆたかなダルマ会」の言い出しっぺです。私自身、朝いちばんに「ついてる」と言う習慣を、もう何年も続けています。今日はそのやり方を、そのままお渡ししますね。
あなたの今朝の第一声は、何でしたか。
「眠い」「だるい」「もう朝か」。私も長いこと、そうでした。
自分の声をいちばん近くで聞いているのは、自分です。朝の第一声は、その日いちばん最初に自分へ聞かせる言葉。だったら、選んだほうがいい。言霊の習慣といっても、出発点はそれだけの話です。
言葉は、注意のサーチライトのようなもの。「ついてる」と言って家を出ると、青信号や、誰かの親切が、なぜか目に入りやすくなります。
なぜ朝なのか。理由は単純で、朝は毎日、同じ動作をするからです。目覚ましを止める。顔を洗う。靴をはく。決まった動作は、口ぐせをくっつける絶好の目印になります。
やることは三つ。合わせても1分かかりません。
目覚ましを止めた三秒後に「ついてる」。 根拠はいりません。朝いちばんは、まだ何も起きていないのですから、根拠がなくて当たり前です。先に言ってしまうのがコツです。
顔を洗いながら「ありがとう」。 蛇口をひねったら水が出る。考えてみれば、ありがたい話です。鏡の中の寝ぐせ頭に向かって言うのも、おすすめです。
玄関を出る瞬間に「今日も楽しい一日だ」。 「うれしい」「楽しい」は、先に言うと顔がつられて先に笑います。気持ちは、あとからのこのこ付いてきます。
三つが多ければ、ひとつで十分。慣れてきたら増やせばいいんです。
余裕のある日は、おまけもどうぞ。信号待ちで「感謝してます」。コンビニのレジで、いつもより一回多く「ありがとう」。立ち止まっている時間にひと言まぜるだけなので、一秒も余計にかかりません。
家族に聞かれるのが恥ずかしい。あるあるです。
そこでおすすめなのが、マスクの中、車の中、お手洗い。私はこの三つを「天国言葉の個室」と呼んでいます。誰にも聞かれずに、好きなだけ唱えられます。
心の中で言うだけでも構いません。ただ、つぶやき程度でも声に出すほうが、耳がちゃんと拾ってくれます。
もし家族に「どうしたの、急に」と聞かれたら、「そういう習慣なんだよね」と笑って返せば大丈夫です。
忙しい朝は、忘れます。それでいいんです。
昼に思い出したら、その時に「ついてる」。思い出せたこと自体が、もう、ついてます。数えるのは連続日数ではなく、戻ってきた回数。三日坊主は「四日目」の入り口です。
寝坊した朝や、電車が遅れた朝は、むしろ練習のチャンス。「座って待てる時間ができた、ついてる」。出来事は変わりませんが、出来事に貼るラベルは自分で選べます。
正直に言っておくと、朝に唱えたからといって、その日いいことが起きると約束はできません。変わるのは、同じ一日の受け取り方です。それが変わると、表情が変わり、まわりの反応も少しずつ変わっていきます。
それから、体調がすぐれない朝、気持ちが重い朝は、無理に言わなくて大丈夫。しんどさが続く時は、専門家や身近な人に頼ってくださいね。口ぐせは、元気が戻ってからで間に合います。
明日の朝、目が覚めて三秒以内に「ついてる」を一回。宿題は、これだけです。寝ぼけて目覚まし時計に向かって言ってしまっても、合格です。言えたら、カレンダーに丸をひとつ。
朝に「ついてる」と言う人もいれば、夜に「ありがとう」で一日を締める人もいます。「まどあかり」は、そんな誰かの灯りが夜空の地球儀にともって見える、小さな窓です。一日の終わりにでも、ちらっとのぞいてみてください。
まどあかりいま唱えている誰かの灯りが見える、公開の窓ついてる、ついてる。今日もいい一日になりますように。感謝してまーす。