感謝日記を始めては、三日でやめてしまう人へ。
かわいいノートを買って、最初の夜は1ページびっしり書いた。二日目は半分。三日目にはノートを開くのが少し重たくなって、そのまま引き出しの奥へ。
最初にお伝えしたいことがあります。続かなかったのは、感謝の気持ちが足りないからではありません。1ページという器が、毎日使うには少し大きすぎただけです。
白状すると、私も日記が続かない常連でした。日記も、腹筋も、早起きも、だいたい一週間で消えていました。だから今日は、三日坊主の人でも続けやすい、いちばん小さな形をお渡しします。
感謝日記は、その日ありがたかったことを書きとめる習慣です。気持ちを整える方法のひとつとして、よく紹介されています。
ただ、「感謝できることを探さなきゃ」と思った瞬間に、日記は宿題に変わります。そこで、書く場所を最初から3行に決めてしまいます。
1行目は、今日の「当たり前」をひとつ。2行目は、今日の「誰か」をひとつ。3行目は、天国言葉をひとつ。
たとえば、こんな具合です。
あったかいお湯が出た。
同僚が、コピー用紙を足しておいてくれた。
感謝してます。
これだけです。きれいな文章にしなくて大丈夫。単語だけでも構いません。
2行目の「誰か」は、家族でも、店員さんでも、名前を知らない人でも大丈夫です。誰にも会わなかった日は、昨日の自分でも構いません。
私の日記にも、こんなことが書いてあります。宅配のお兄さんが、荷物を渡す時に笑った。クリーニング屋さんが、袋の口をていねいに二回折ってくれた。
大きなできごとは、何もありません。それでも並べてみると、まわりから返ってくるものが、少しずつ変わっているのがわかりました。
この日記でいちばん大事なのは、3行目です。
天国言葉は、愛してます、ついてる、うれしい、楽しい、感謝してます、しあわせ、ありがとう、ゆるします、の8つ。その日の気分で、ひとつ選んで書きます。
書いたら、小さな声で読み上げてください。手で書いた言葉を、もう一度自分の耳に聞かせる。目と耳で二回受け取るぶん、少しだけ残りやすい気がしています。
では、いっしょにやってみましょう。ノートがなければ、スマホのメモでも、頭の中でも大丈夫です。今日の当たり前を、ひとつだけ思い浮かべてください。
そして小さな声で、1回だけ。
「感謝してます」
言えましたか。それで今日の3行目は、もう書けたのと同じです。
心がついてこなくていいんです。ありがたいと感じられない日でも、声に出せたら満点です。
それでも、何も書けない日は来ます。私にも来ました。ノートを開いて10分ほど固まり、結局「特になし」とだけ書いて閉じた夜です。
ひとつめの逃げ道は、その「特になし」です。書けない日は、「特になし」と書いて閉じていい。私はあとから、「特になし」と書けた日は、ちゃんと続いている日だと思うようになりました。
ふたつめは、丸ひとつ。文字を書く気力もない日は、日付に丸をつけるだけで十分です。
みっつめは、書かずに言うだけ。布団の中で、3行目の天国言葉だけを1回つぶやきます。それも立派な一日分です。
何日かあいてしまったら、「昨日は、書かなかった。今日は、書く」と一行だけ書いて戻ってきてください。責めずに戻れば、日記はそこからまた続きます。
それから、気持ちが沈んで何も手につかない日が続く時は、日記より先に、医療機関や身近な人を頼ってください。
私、山燦(さんさん)は「ゆたかなダルマ会」で、毎朝、天国言葉をひとつ声に出しています。その日の一言は、短い動画や文字でも置いています。
3行目に書く言葉に迷う日は、その朝のひとことを借りても構いません。動画で見たい朝、だれかといっしょに唱えたい朝、文字で読みたい朝。
山燦の居場所を1枚にまとめた入口のページがあるので、合いそうなところから、のぞいてみてください。
山燦の入口のページ毎朝のひとこと・7日間の体験・LINEのあいちゃん今日も、ついてる。