一日の終わりを、なんとなくスマホの画面で終えてしまう人へ。
布団に入って、つい画面を開く。気づけば日付が変わっていて、最後に目に入ったのは、知らない誰かの言い争いだった。そんな夜もあると思います。
最初にお伝えしたいことがあります。それは、だらしないからではありません。疲れた頭は、何も考えずに済むものを探すものです。
朝いちばんの言葉が、その日の向きを決める。そんなふうに言われることがあります。夜も同じで、眠る前に最後に耳に入れた言葉が、その日の締めくくりになります。
白状すると、むかしの私は、夜の布団の中で「どうせ」とつぶやくのが口ぐせでした。一日の最後に自分の耳へ聞かせていたのは、そんな言葉だったんです。
自分の声をいちばん近くで聞いているのは、自分の耳です。だったら、一日の最後のひと言くらいは、自分で選んでおきたい。それが、寝る前の天国言葉です。
使うのは「感謝してます」。特別なできごとに感謝するのではなく、今日の当たり前を拾い上げる言葉です。
やることは3つ。全部で1分もかかりません。スマホは、枕から手の届かないところに置いておきます。
ひとつめは、布団に入ったら、足をのばして長めに息を吐くこと。肩がすとんと落ちたら、準備はおしまいです。
ふたつめは、今日の「当たり前」を3つ数えること。むずかしく考えなくて大丈夫です。
今夜も布団がある。蛇口をひねったら水が出た。心臓が、頼んでもいないのに今日も一日動いてくれた。
ひとつ数えるたびに「感謝してます」。3つ思いつかない夜は、ひとつで十分です。布団がある、それだけで、もうひとつ拾えています。
みっつめは、最後に語尾を伸ばして「感謝してまーす」。私はこの言い方が好きです。伸ばすと、肩の力までいっしょに抜けるので。
では、布団に入る前に、ここで一度練習しておきましょう。今日あった当たり前を、ひとつだけ思い浮かべてください。そして小さな声で、1回だけ。
「感謝してます」
言えましたか。何も思い浮かばなかった方も、それで大丈夫です。
心がついてこなくていいんです。ありがたいと感じられない夜でも、声に出せたら満点。気持ちは、あとからのこのこ付いてきます。
家族が寝ている部屋なら、心の中で1回でも構いません。練習ができたら、今夜の本番は布団の中で。言い忘れて眠ってしまった夜は、翌朝に思い出した時の1回で十分です。
それでも、目がさえて眠れない夜はあります。そんな夜は、眠ろうとがんばるのを、いったん脇に置いてみてください。
代わりに、体のあちこちに「感謝してます」を配っていきます。足に「今日も歩いてくれて、感謝してます」。手に、目に、おなかに。
順番も、言い方も自由です。途中でどこまで言ったかわからなくなっても、そのまま眠ってしまっても、それで構いません。
これは、眠るための方法ではありません。眠れない時間を、自分を責める時間から、自分をねぎらう時間に変えるだけです。
私の場合は、夜の言葉を続けるうちに、布団の中で考えごとをする時間が減りました。ただ、言葉のおかげだと言い切ることはできません。人によっても違うと思います。
眠れない日が何日も続く時、昼間の暮らしがつらくなってきた時は、言葉の習慣より先に、医療機関や身近な人に相談してください。天国言葉は、そのあとでゆっくりで間に合います。
私、山燦(さんさん)は「ゆたかなダルマ会」で、毎朝、天国言葉をいっしょに声に出しています。寝る前の言葉は、ひとりで唱えていると、疲れた夜ほど抜け落ちてしまうものです。
ひとりだと続かない人へ。7日間、無料でいっしょに唱えられます。下のボタンを押すと「まどあかり」という夜の地球儀のページが開きます。
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7日間、無料でいっしょに唱える「まどあかり」のページが開きます今日も、ついてる。